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2020.11.2 │ コラム , 環境配慮 , 集合住宅
残った隙間には緑を
敷地に最後に残った隙間には緑を施してみましょう。ほんの少しであっても、グッと潤った表情になります。
地域や道ゆく人にも、多少であっても貢献できると考えています。
最新記事一覧
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コラム
2021.1.18
窓先空地・避難通路・アプローチ
法令の条件を解いていくと必要になる、窓先空地や避難通路。 敷地形状やプログラムによりますが、せっかくできる空地は、様々な意味をもたせた有効な場所にしたい。アプローチであったり、庭であったり、風の通り道であったり。 敷地全体をしっかり設計するのは当然のこと。
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コラム
2021.1.8
街区から考える
単体の建築だけでなく、まとまった土地全体を計画することができます。 人と車、緑との関係をつくりながら、暮らしをデザインしていきます。
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コラム
2020.12.7
駐輪場計画・家賃収入
敷地の少しのスペースを活かして自転車置き場を計画したプロジェクト2つです。 小さくても自転車置き場があると建物の価値が上がります。場合によっては家賃収入に反映できます。 ライフスタイルの変化や自転車ユーザーが増えている中で、検討してみてはいかがでしょうか。
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コラム
2020.11.24
多世帯住宅・賃貸住宅
多世帯住宅を考えるなら、極端な話、将来は他人が住むことも想定しておきましょう。永遠に同じ家族が暮らす訳ではないのですから。 「親との2世帯住宅を計画したい」「親子3代の3世帯ですめる家を計画しよう」など比較的よく耳にする話ではありますが、親子3代プラス兄弟も一緒に住む家を建てる事例、姉夫婦と妹夫婦が一緒に住んでしまおうという事例もあります。 一緒にすむことは、何かを共有することです。建物を共有する、資金を共有する、楽しいこと嬉しいことを共有する。いいこともたくさんある反面、気をつけることもあります。たくさんの人が住むのだから、生活する上でルールや気にするポイントは増えるのはあたりまえ。玄関を分ける、生活音を分ける、視線があわないような動線を確保する、様々な工夫をこらします。 でもこれって、他人が住まう賃貸住宅を想定することで、配慮できると思うのです。
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コラム
2020.11.16
あざやかな色彩の外観
バランスを注意深く考えて、外観にあざやかな色彩を採用してみましょう。 周りの環境をよく観察して、やや寂しい通りに色彩を。 明るい気持ちになっていただけると嬉しいものです。
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コラム
2020.11.9
省スペース:靴入れ
十分なスペースが確保できなくても、役に立つ収納は、用意できます。 壁にとりつけらた靴入れ。数足が納められるだけで、すっきりと暮らすことができます。 写真は、オリジナルの設計の制作ものです。
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コラム
2020.11.2
残った隙間には緑を
敷地に最後に残った隙間には緑を施してみましょう。ほんの少しであっても、グッと潤った表情になります。 地域や道ゆく人にも、多少であっても貢献できると考えています。
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コラム
2020.10.26
自転車をみせない
自転車がたくさん並ぶと、どうしても散らかって見えてしまいます。 状況が許せば、駐輪場はうまく目立たない位置に配置しましょう。 写真は、奥のトンネルをくぐって左側が駐輪場なっています。随分スッキリと見えますね。
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コラム
2020.10.22
積極的に木造を
学校や幼稚園、コミュニテイセンターやオフィスビルも木造で建つことが多くなってきました。 不動産価値という意味ではまだまだ評価がついてきていない部分もありますが、建築のスペックは十分に高めることができます。このところの鉄筋コンクリート造や鉄骨造の工事単価を考えると、その魅力が理解できるでしょう。 その計画、木造で検討してみませんか?
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コラム
2020.10.19
水まわりをガラス張りに
単身用の集合住宅であれば、水まわりだって隠す必要はありません。 空間を明るく広々感じさせるために、ガラスを利用して開放感を持たせるのも手。 当然、水のかかる部分は防水に気をつけて、 目隠しをスクリーンやカーテンで対応する準備もしておきましょう。
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コラム
2020.10.15
地階は容積に不算入
住宅の用途に供する地階で、地盤面から高さ1メートル以下に天井が設けられたものについては、その建築物の床面積の合計の3分の1までは、容積率の計算のもととなる延床面積に算入されない。 つまり地階に有効なスペースをつくることで、土地の価値を最大限引き出すことができます。 採光や避難に有効なドライエリアを設ければ、居住性の高い活き活きとした地階をつくることができます。
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コラム
2020.10.12
シンプルに特徴を表現
シンプルでオーソドックスな計画も、仕上げやプロポーションを整えていくことで、特徴のある建築にみえてきます。 シンプルなほどそのセンスが問われるものです。
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コラム
2020.10.5
宅配ボックス
インターネットでの買い物が日常となる中で、宅配ボックスの必要性が高まっています。 共同住宅に設置する場合には、延べ面積に参入しないことができるので、 計画上有効に活用できることになっています。 〜宅配ボックス等を用いた宅配物又は郵便物の一時的な保管 及び当該宅配ボックス等への宅配物等の預け入れ並びに当該宅配ボックス等からの宅配物 等の取り出しの用に供する部分であって、共同住宅の共用の廊下と扉等で区画されておらず、当該廊下から直接出入りして利用される場合については、共同住宅の共用の廊下の用に供する部分として、延べ面積には算入しないものと扱って差し支えない。〜(国土交通省 建築基準法第 52条第6項の規定の運用について )
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コラム
2020.10.1
省スペース:自転車ラック
自転車を室内に持ち込めるようなプランなら、自転車ラックを用意してみます。 小さなスペースでも、好きな方にとっては非常に役に立つ収納になります。 玄関の側に設けられるとマル。
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コラム
2020.9.25
木造の付加価値
天然の木ってやっぱりそれだけで「良い感じ」がします。 木造であればその構造を素直にみせてしまえばよい。 少し応用して、見せる丸い柱を並べてみます。「良い感じ」が楽しさになりそうです。
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コラム
2020.9.14
共用部の環境
小さな集合住宅の場合、共用部の環境をどうするか?頭を悩ませます。 初期投資もランニングコストは抑えたい。 自然光を取り込むことができるなら、窓を設けたい。 一方で、照明器具で夜の備えもするわけで、中廊下のような場合は窓無しでも良い。 プライバシーを考慮して見えすぎてはいけない。 空気は新鮮にしておきたい。 開閉はどうするか?虫の侵入は避けたいが網戸はメンテナンスに難がある。 すると、機械換気を施して、24時間換気を促しておく。 意外と奥の深い空間です!
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コラム
2020.9.7
RC造のパネルとピーコン
構造の壁であるコンクリートの面をそのまま表現するため「コンクリート打放し仕上げ」と呼ばれていますが、決してやりっぱなしではありません。型枠となるパネルの寸法を整え、丸い模様となるピーコンの位置を整え、気を使ってコンクリートを打設することで、美しい表情がうまれます。 質素な表情ですが、手の込んだ壁仕上げとも考えられます。
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コラム
2020.9.3
空はみんなのもの
建築の計画は、都市部になればなるほど、様々な周辺環境と関係をすることになります。 見たいものもあれば見たくないものもあるでしょう。 ただし、空を見上げれば、ご覧の通り自分の建築以外の障害物はありません。 あとはデザイン力がものを言う。。。
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コラム
2020.8.31
コンパクトな水まわりに
バスタブとシャワー、トイレを一体とした水回りを提案しています。 限られたスペースの中では、水回りをコンパクトにすることも、1つの手法です。 ガラス面を利用すると、広がりがつくれることも、ポイントになります。
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コラム
2020.8.27
木造の構造を見せる
木の表情は柔らかく温かみがあります。賃貸住宅であっても、木の温かみがある部屋の人気があります。 耐火性能が許せば積極的に表現していましょう。燃えしろ設計など様々な方法で木を表現することができるようになってきています。
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コラム
2020.8.20
緑化を施す
ビルだって、街に自然を提供することができます。 スペースを有効に使った、壁面緑化の例です。
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コラム
2020.8.3
コンクリート内装仕上げ
外壁に面する壁以外は断熱材を吹き付けなくてもよいので、 コンクリート打ち放し仕上げを選択することができます。 現在の建材はとても精度が高いので、少々荒々しい表情が内装のアクセントとして活きてきます。
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コラム
2020.7.27
木造のビル
ビルや会社というと、鉄骨造やRC造が本命のようですが、 木造でつくってみませんか? コスト的な優位性もありますが、木の温かみや、環境へのまなざしも感じることができます。 耐火性能や耐震性能を担保する方法はあります!
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コラム
2020.7.20
デッキスラブ仕上げ
鉄骨造の床構造にデッキスラブ採用することがあります。 (写真のシルバーの金属板。この上にコンクリートを打設する) 好みは分かれるところですが、天井として見せてしまえば、内装のアクセントとして利用することもできます。
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コラム
2020.7.13
配線ダクトレール
LEDが主流となった照明器具も、ダクトレールを利用して計画してみましょう。 居住者が照明付け足したりできる自由度と、管理上の手間もかかりません。
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コラム
2020.7.9
近隣との関係
建物を所有するということは、少なからず近隣との関係が生まれます。 とくに建築工事の際には、迷惑がかかることになります。 計画段階から、十分配慮したうえで関係をつくり続ける必要があります。 新しいものが出来るのですから、不安に感じて当然です。
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コラム
2020.7.2
目を引くこと馴染むこと
建築は中で過ごすためにつくるものですが、外観はその建築をあらわしています。 街に馴染ませてつくることが基本ですが、良い意味で目立つことも街への貢献につながると考えています。
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コラム
2020.6.29
相応しい店舗を誘致
ただしどんなお店でも良いわけではありません。 上階の用途やターゲットに相応しいお店が誘致できるように。 美観だけでなく、営業時間、騒音、匂い、など検討して想定することが必要となります。
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コラム
2020.6.25
北向き採光も悪くない
単身用の住戸なら、日中長い時間を過ごす訳ではないので日当たりは重要ではない。むしろ家具や衣類の日焼けの心配も少なくなって、住まいやすいと考えられます。
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コラム
2020.6.22
ターゲットを絞る
ターゲットを絞った賃貸住宅はオンリーワンになれます。 バイクや自転車好きのために室内に収納できるスペースを。 ペット好きなオーナーさんならペット可、音楽好きのために、防音室や地下室を。 テラスハウスなら駐車場付、庭付きといった特徴を持たせます。
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コラム
2020.6.18
境界ギリギリまで
地価の高い土地なら境界ギリギリまで使い切りたいところ。 工事は苦労しますが、設備のスペースや外観の見栄えを考慮しつつ配置計画を考えます。鉄骨造なら足場がなくても工事出来ます(要相談!!!)。 構造の計画からあわせて考えたいところです。
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コラム
2020.6.15
少しでも植栽を植える
少しでも植栽を道路に面して植えると、建物の雰囲気も良くなるし、街の環境にも貢献できると考えます。
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コラム
2020.6.11
ペントハウス
斜線制限や容積率の調整によって、最上階が少し小さくなることがあります。 ポジティブに捉えると、専用ルーフテラス付きのスペースが確保できることに。 ツリーハウスへの憧れでしょう。高いところに登りたい欲求をお持ちの方が沢山いるようです!
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コラム
2020.6.4
ワンルームマンション規制
周囲の居住者との関係や生活環境を良好に保つことを目的として、ワンルームマンションへは自治体の条例により規制がかかっています。面積や戸数によって様々な制限を設けるものです。 計画に際しては、主旨をよく理解したうえで、合理的に検討する必要があります。条例の文面では読みきれない内容もあるため、協議が必要になります。
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コラム
2020.6.1
既存建物を利用して
リノベーションの計画の場合、既存建物の状況を利用するのが大前提。 写真は既存の木造小屋組を見せてインテリアに活かした事例。 新旧を織り交ぜたデザインを提案しています。
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コラム
2020.5.28
コンクリート打放し
お馴染みになりましたが、コンクリートの表情をそのまま活かすデザインには魅力があります。 一方で断熱や防汚性についての検証は必須。使用箇所やトップコートを考えて採用していきます。
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コラム
2020.5.20
汎用性の高いタイル
デザインとメンテナンスのバランスをとりながら設計しています。 例えば、汎用性の高いタイルを使ってデザインをまとめると、万が一の交換の際に廃盤などの心配がありません。 将来の修繕や見えない手間を極力減らす工夫です。
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コラム
2020.5.11
オートロックと防犯カメラ
引越し先を探すとき、オートロック付きを条件に探す方も少なくないようです。 防犯上良いイメージがあり、女性の方はとくに条件に挙げる方が多い設備。 設置位置に注意しながら、防犯カメラと合わせて採用したいシステムです。
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コラム
2020.5.1
緑の配置計画
敷地に余白がつくれるのであれば、共用部と専用部をうまく配置して、敷地全体に緑を配置してみます。緑は、それぞれの住戸から楽しめるだけでなく、住環境全体に良い影響をもたらします。 全体として計画することで、価値を高める方法です。
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コラム
2020.4.27
エントランスホール
集合住宅にとって、エントランスホールは顔にあたります。 その面積は容積率に参入しなくてよいため、ゆったりと計画することができます。分譲マンションですと、各住戸のグレード感に見合わないくらい豪華な仕様になっていることも多々見かけますね。 我々は、建築の質にふさわしい程度の空間をご提案しています。 過度に豪華すぎず、無駄なコストをかけすぎず、その建築に相応しい、上質な場所を目指しています。
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コラム
2020.3.26
オーナー住戸併設
所有している土地を活用するなら、オーナー住戸を併設した賃貸物件を考えてみます。 賃貸部分をアクセスの良い位置に、オーナー住戸を最上階もしくは落ち着いた奥の方へ配置するとバランスが取れます。 1階2階に店舗、3階に住戸を配置した建物です。
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コラム
2020.2.27
三角形の敷地
三角形の67㎡という狭小の敷地に立つオフィスビル。 三角形で狭小というネガティブな要素を逆手にとって建物の立面の印象を決めていくプロジェクトでした。敷地形状そのままに立ち上がる10階建ての鉄骨造です。 土地面積の割には大きなファサード。プランも面白くなりました。
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コラム
2020.1.30
狭小であること
狭小の住戸によって構成される集合住宅を手がけることもあります。 住宅は、暮らすための場所ですから、ゆとりがあったほうが良いのは当然です。 一方で、人生のあるステージにおいては、アクセスのよい好立地に、 快適に眠る場所さえあればよい、という時期もあるかもしれません。 我々の考える狭小の集合住宅は、そんな方々に相応しい、デザインマンションです。
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コラム
2020.1.7
テラスハウス
集合住宅を、住宅地に計画する場合には、低層のテラスハウスが相応しく思います。 専用の庭、専用のアプローチ、場合によっては専用の駐車場。 建築基準法上の「長屋」として計画できるので各種法令にも、対応しやすくなります。 昨今の、建築費の高騰を鑑みて、木造で計画することも多く、今後ますます活躍の場が広がるのではないかと考えています。
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コラム
2019.12.26
小屋裏収納(ロフト)
小さな部屋でも、高さ方向が確保されている場合に、小屋裏収納(ロフト)が活きてきます。 荷をあげておくだけでも、居室をゆったりと使うことができるようになります。
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コラム
2019.12.23
リゾート建築を木造で
遮音性や耐火性を高めることができれば、宿泊施設だって木造で考えることができます。 素材の持つ世界観と、コストバランスのとれた提案ができます。
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コラム
2019.12.20
レンタブル比
住宅を提供すること自体が、経済行為になるので、 かけるコスト(投資)に対して、収益を考えるのは当然のことです。 つくる建築は、合理的にかつ社会的な価値の高いものであることが望ましい。 レンタブル比=施工床面積に対して占める、貸付可能な面積。 合理的な設計ができていると90%近くまで高めることもできます。 一方で突き詰めると、豊かさのためにあえて数字を下げる判断も選択肢になってきます。